Dr.高須幹弥が解決! 鼻&美容整形相談室

2016年12月21日


美容整形外科の医師にとって手術とは?

「美容整形外科のお医者さんは、手術をしていて気持ち悪くなったり、怖くなったりしないんですか?」いつもとはちょっと雰囲気が異なる今回のご相談にお答えします。

いつも幹弥先生のブログやYouTube動画を拝見しています。先生のアップする症例写真や手術動画を見て、いつも思うのですが、美容整形のお医者さんは手術をしていて、怖くなったり気持ち悪くなったりしないのですか? 私は手術動画を見て、皮膚を切って血が出たりするのを見ると、気持ち悪くなってしまいます。

Dr.高須幹弥

■医師が手術で気持ち悪くなっていたら大変です

当然ですが、医師が手術でいちいち気持ち悪くなっていたら大変ですよね。仮に僕が、じゃあ、手術しましょうというときに「うわ、皮膚切ってるよ」とか「うわ、血が出た、怖い、どうしよう」となったら困りものです。手術をしても気持ち悪くはなりませんし、まったく怖くもありません。

美容整形に関わらず、外科医というのは、そういうものだと僕は思っています。心臓外科でも脳外科でも耳鼻科でも、手術をする医師には血を怖がったり、皮膚切って気持ち悪かったりといった感情は、まったくないでしょう。精神科や眼科といった、大きな手術をしない診療科の医師でも、内科の医師であってもほぼ同じだと思います。血を見て気持ちが悪くなる医者は基本的にいません。

と言っても、はじめから平気だったわけではなく、どちらかと言うと、「さまざまな医療の現場を見て慣れてきた」というのが正しいかもしれません。医学部に入ると実習があり、マウスやラットなどの解剖や生理の実験をします。それから、献体による人体解剖もします。そういったことを繰り返していくうちに、次第に慣れていくものです。

また、医者になろうと思っている人は、そもそも血のことなんて気にしない人が多いというのもあるかもしれません。少なくとも、本当に血が怖い人は、最初から医者になろうとしないでしょう。

■手術が大好きな医師もいる

逆に、中には血を見て興奮したり、手術が大好きだったりする医師もいるものです。そういうのが好きだから外科医になったという人もいるくらいです。

僕も、そこまでではないですが「手術が好きか?」と問われれば、まあまあ好きなタイプと言えます。僕がなぜ手術が好きかというと、もともと絵を描いたりとかプラモデル作ったりとか、そういう細かい手作業が好きだったからです。それに加えて、手術をして患者さんがきれいになるというプロセスが好きだというのもあります。ですから僕の場合、患者さんに喜んでもらうために手術をしているのであって、手術が大好きで手術しているというわけではないのです。

いろんな医師がいますが、手術や血が怖いという医師は基本的にいませんし、それよりも僕の場合は患者さんが喜んでくれること=手術をして、その結果、喜んでもらえると僕もうれしくなる、というスタンスです。それが本心ですね。患者さんのことを第一に考えているので、ぜひ安心して手術を受けてもらえるとうれしいです。