Dr.高須幹弥が解決! 鼻&美容整形相談室

2017年6月1日


耳介軟骨移植手術は、耳のどこから軟骨を取りますか?耳には影響ないでしょうか。

鼻先の角度を変えたり、鼻柱の長さを調節したりする耳介軟骨移植手術。この手術は、耳の軟骨の一部を採取し、鼻の穴の中から鼻先に埋める手術です。
移植手術という響きのせいでしょうか、説明をすると大変不安に思われる患者様も多いようで、「耳は大丈夫なのでしょうか」「耳が聞こえなくなったりしませんか?」というご質問を多くいただきます。
そんなに不安を抱かなくても大丈夫です。実際にはさほど大がかりな手術ではないので、具体的に説明してみたいと思います。

Dr.高須幹弥

■耳介軟骨はどこから採取するのか

クリニックや医師によって違うのですが、当クリニックでは鼻先や鼻柱に耳介軟骨移植手術をする際は、片方の耳の穴の中から軟骨を採取することが多いです。
耳穴の浅いところを約1cm切開して、外耳道から軟骨を採取し、縫合します。
耳はそのまま約一週間後に抜糸となります。

採取する軟骨は大体1~1.5cm四方くらいです。
切開前に局所麻酔をするので、軟骨採取の際に痛みはほとんどありません。

ガミースマイル等の他の手術や、軟骨を大きく採る場合は、耳の後ろや両耳から採取する場合もありますが、鼻先や鼻柱への移植であれば、耳の中から片方だけの採取で大丈夫な場合がほとんどでしょう。

■耳の形に影響はなく、傷跡もほぼわかりません

一番心配されるのが、「軟骨をとってしまって、耳の形が変形しませんか」という部分なのですが、そこはご安心ください。
採取の際には、軟骨の外の骨組みを残しますし、必要以上には採らないように細心の注意を払っていますので、耳の形が変わることはまずありません。

また、耳の中から切開するので、傷跡も周りがぱっと見ただけでは解らないでしょう。
傷が完全に治ってしまえば、気付かれることもほとんどないです。

■耳の機能への影響もありませんので、安心して手術を受けてください

また、耳が聞こえなくなったり、平衡感覚がおかしくなったりしないかという不安もあるようですね。
軟骨を採取するのは、あくまで耳の入り口、外耳の部分です。
平衡機能及び聴覚機能に関わる部分には一切触れませんので、耳の機能への影響は全くありません。

いかがでしょう、思ったよりも単純で安全性が高いことが伝わったでしょうか。
どうぞご安心の上、耳介軟骨移植の手術を受けてください。

それ以外でも、不安な点や不明な点がある場合は、担当医に何でも相談してください。
患者様には、安心と信頼を得た上で手術を受けていただきたいと当クリニックは考えていますので、しっかりと説明させていただきます。

まとめ

  1. 耳介軟骨移植手術をする際は、耳穴の浅いところを約1cm切開して、外耳道から軟骨を採取し、縫合。耳はそのまま約一週間後に抜糸となる。
  2. 軟骨を採取する際は、軟骨の外の骨組みを残すので、耳の形が変わることはない。耳の中から切開するので、傷が完全に治ってしまえば、気付かれることもほとんどない。
  3. 軟骨を採取するのは、あくまで耳の入り口、外耳の部分なので、平衡機能及び聴覚機能に関わる部分には一切触れないため、耳の機能への影響は全くない。