Dr.高須幹弥が解決! 鼻&美容整形相談室

2017年4月14日


せっかく整形したのに気づかれなくて、がっかりです

整形したのを気づかれたくないという人は多いですが、今回のご相談はその逆、「せっかく整形したのに気づかれなくてがっかり」というお悩みにお答えします。

私は先日、幹弥先生に鼻先の耳介軟骨移植、鼻尖縮小、小鼻縮小をしていただきました。自然な仕上がりで、傷痕もきれいで、すごく満足しています。ですが、職場の人たちも友だちも、私が美容整形をしたことに誰も気づかないことに少し不満です。この間、術前・術後の写真を見せてもらって、明らかに変わっているのはわかりましたし、手術前のカウンセリングでも「知り合いにばれないように整形したい」と言って、コンピューター・シミュレーションをしてもらい、納得して受けた手術ではありますが、せっかく高いお金をかけて手術したのに、あまりにも誰にも気づかれないので正直がっかりです。美容整形って、こんなものなのでしょうか。

Dr.高須幹弥

■鼻の下3分の1の手術は気づかれにくい

耳介軟骨(じかいなんこつ)移植と鼻尖縮小(びせんしゅくしょう=いわゆる団子鼻の修正)と小鼻縮小をしたけれど、職場の人や友だちに気づかれないのが、ちょっとご不満ということですが、最初に「誰にもばれずにやりたい」とおっしゃったことから考えると、僕は気づかれなくて良かったと思います。「みんなに気づいてもらえるぐらい、しっかりやってください」と言われれば、そうしたでしょうが、小鼻も鼻尖も耳介軟骨も、やり過ぎると不自然になる手術です。ばれるぐらいしっかりやるということは見た目も不自然になりますから、今の状態がベストではないでしょうか。

そもそも、鼻尖縮小も耳介軟骨移植も小鼻縮小も比較的、他人に気づかれにくい手術です。鼻の先のほう、大体、鼻の下3分の1くらいを変化させただけで、それ以外のところは変わっていません。意外に鼻の下3分の1というのは、かなり大きく形が変わっても、知り合いに気づかれにくいものです。

それに、会社の同僚や友だちの顔のパーツを全部細かく頭の中に記憶している人なんて、そうはいません。人間の記憶というのはそれくらい曖昧(あいまい)ですから鼻の下3分の1だけが、がらっと変わっても気づかない人がほとんど。ただ、ご本人が術前・術後の変化を感じていらっしゃるのであれば、手術は大成功だと言ってよいでしょう。

■整形にかけた金額と変化の大きさは比例しない

同じようなことがアンチアイジングの治療でも起こることがあります。「それなりに若返りたいけれど、変わり過ぎて人にばれるのは嫌だ」というリクエストをいただき、「じゃあ、軽くヒアルロン酸を入れて、ウルセラシステムで引き締めましょう」なんてやると、それなりに良くはなるものの、治療費は60万円ぐらいかかります。でも、アンチアイジング治療をしたことに誰も気づいてくれない。だから、自分から「私、60万円かけて高須クリニックでこれやったのよ」と言ってみますが、「え、何が変わったの?」と言われてしまう。そんなことがたまにあります。

基本的に変化の大きさと、整形にかけた金額は比例しないものです。今回のご相談者さんのように、高須クリニックで鼻尖縮小と耳介軟骨移植と小鼻縮小をやると、手術代は全部で120万円+消費税、かなりの高額です。先ほどのアンチアイジングの事例やご相談者さんが行ったようなマイルドな治療の場合、お金をたくさんかけても変化は少ないですが、かける金額は低くても大きな変化をもたらす手術もあります。金額と変化の大きさは比例しないのです。

人にばれてもいいので大きな変化を選ぶか、選ばれずにマイルドな治療をされるかは、担当の医師とゆっくり相談をして決めてほしいと思います。きっちりカウンセリングをして話し合い、「気づかれたくない」と「変わりたい」という、相反する欲求に上手に折り合いをつけて手術を受けてください。

まとめ

  1. 耳介軟骨移植と鼻尖縮小の手術はやり過ぎると不自然に。他人に気づかれないくらいでちょうどいい。
  2. 鼻の下3分の1くらいの変化は他人には気づかれにくいもの。手術した本人が術後の変化を感じていれば手術は大成功。
  3. 整形にかけた金額と顔の変化は比例しないもの。他人にバレルほどの変化を望むなら、手術前のカウンセリングでしっかり医師と相談を。