Dr.高須幹弥が解決! 鼻&美容整形相談室

2016年11月22日


美容整形でキレイになったのに、後ろめたい思いをするのはなぜ?

今回は、「美容整形をしてキレイになったのに、それが周囲にバレて、悪口を言われている」という女性からのご相談にお答えします。美しくなったのに嫌な思いをする…それはなぜなのでしょう。

私は以前、幹弥先生に手術をしていただき、自分の理想としている顔に近づくことができて、大変満足しております。しかし、実は最近、職場に私が整形したことがバレてしまい、私の知らないところで悪口を言われているみたいです。本当に気分が悪く、腹が立ちます。なんで日本って整形するとこんなに後ろめたい思いをするんですか? 整形した人はみんな、こんなふうに嫌な思いをするんでしょうか。

Dr.高須幹弥

■整形がマイノリティーである今は仕方ない

残念ながら、それが今の日本の現状と言わざるを得ないでしょう。僕のところに来る患者さんも「周りにバレないように整形してください」という人が7割ぐらいを占めていると思います。たとえば、職場の人がみんな整形していたら、整形はまったく後ろめたいことではないですが、現状では一般的な会社の場合、整形をしている人はどちらかと言うとマイノリティーです。そのため、整形したことがわかると、陰口をたたかれてしまうことが多いでしょう。

人間は、自分の嫌いな人や妬んでいる人がいると、なんとか粗を探して蔑もうとするくせがあります。たとえば、「チビのくせに」とか「デブのくせに」とか、はたまた学歴のこと(「中卒なんだ」とか「三流大学卒業なんだ」など)を悪く言うこともあるでしょう。整形もそうした、相手を侮蔑するためのアイテムの一つにされてしまっていると言わざるを得ません。

■時間が解決してくれるかも

人間にはどうしても、もともと自然にあるものは良くて、人工的に作ったものは悪いと思い込んでしまうところがあるものです。人の顔や体でも、生まれ持った姿はOKだけれど、手を加えて人工的に美しくしたものはNGだと、勝手に線引きしている人がいるわけです。日本人の女性のうち、整形している人の割合は10人~11.5人に1人くらいと少ないので、ちょっと立場が弱いという部分もあるでしょう。

ただし、例として適切かどうかはわかりませんが、今では開けている人のほうが多いピアスだって、20年~30年ぐらい前であれば、「親にもらった体に穴を開けるなんて、とんでもない!」と言われ、ピアスを開ける人がマイノリティー扱いされていたこともあります。しかし、今はどうでしょう?ピアスぐらいでそんなことを言う人は、ほとんどいませんよね。それと同じく美容整形に関しても、日本でどんどん浸透し、やる人がどんどん増えれば、それほど後ろめたい気分にはならなくなるかもしれません。

あとは患者さんの性格にもよりますが、せっかくキレイになったのですから、「整形して何が悪いの。私は整形してキレイになって、それで幸せだからいいのよ」と、堂々としていればよいでしょう。そうすれば、あなたのことを悪く言う人はいなくなるのではないでしょうか。