Dr.高須幹弥が解決! 鼻&美容整形相談室

2017年8月29日

悩み/不安


美容整形をした後、入国審査で止められることはありますか?

海外旅行の際、渡航先で飛行機を降りたら、まず行われる入国審査。美容整形をした場合、入国審査で「パスポートの写真と違う!」と止められてしまうことがあるのでしょうか?

私は目や鼻、輪郭などの整形手術を考えているのですが、一つ心配なことがあります。それは海外旅行の時、入国審査で、整形前のパスポート写真と今の自分の顔とを見比べられて入国できなかったらどうしよう、ということです。美容整形をした皆さんはどうしているのでしょうか?前もって先生に診断書を書いてもらう必要がありますか?そのことが心配で手術に踏み切れず、最近は夜も眠れなくなって、不眠症になってしまいました。

Dr.高須幹弥

■整形をしても入国審査で断られた人はいない

美容整形をして、パスポートの写真が整形前のものだったとしても、入国審査で止められることはまず心配ないと考えてよいでしょう。整形をすれば、確かに顔は変わります。しかし、別人になるくらい顔を変えるには相当な手術が必要です。一般的に、そこまで大規模な美容整形手術をすることは、あまり多くありません。さらに、もし仮に相当な手術して別人のような顔になったとしても、入国審査は通過できると思います。私は今までに何万人という人の美容整形を手がけてきましたが、海外旅行の入国審査で引っ掛かったとか、入国できなかったと言われたことは一度もないです。

そもそも日本のパスポートの有効期間は大人の場合、最長で10年間です。それだけの時間がたてば、人間の顔はそれなりに変わります。老化もしますし、それこそ体重50kgだった人が100kgまで太ることだってあります。それだけ体重が変われば、顔の印象は大きく変わります。そのほか、ひげの有無や髪型など、パスポートの写真と実際の顔が違って見える要素は整形以外にも多々あります。

■整形よりもメイクで顔が変わるほうが大きい

皆さんは「美容整形をすると顔が変わる」と思っているかもしれませんが、実際は整形よりもメイクのほうが、顔の変わる度合いは大きいんです。タレントさんがたまに「すっぴんだと誰だかわからない」なんてからかわれていることがありますが、それは決して大げさに言っているわけではないこともあります。それでも入国審査に問題はないのですから、美容整形で多少顔のパーツが変わったからといって心配する必要は、まずないでしょう。

とはいえ、患者さんからのご希望があれば診断書は書きます。「何月何日にこういう手術をしました」と書くことは可能です。高須クリニックの場合、病院で撮っている術前・術後の写真をカラーコピーしてお渡しすることもできます。どうしても心配という方は保険の意味でそうしたものを用意してもよいかもしれません。しかし、最初にも言った通り、美容整形をしたからといって入国審査で止められることは基本的にないでしょう。

それよりも、パスポートのことが心配で整形もできず、不眠症にもなってしまっていることのほうが心配です。そんなに悩むことではないと思いますので、前向きに考えてくださいね。